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<ネタバレ>矢口史靖監督の出世作となった大ヒット作。久しぶりに見たが、やはりスポコン映画としての面白さよりも肩の力を抜いて気楽に見るコメディー映画としての側面が勝っていて、その辺が評価の分かれるところかもしれないが、笑える映画が見たいという気分だったこともあり、素直に楽しめた。メインの五人が揃いも揃ってバカなのだが、同時にどこか憎めないのが良く、見ていて微笑ましくなってくるし、矢口監督もオーディオコメンタリーでスポコンらしいところをあえて入れなかったと語っていたが、確かにこのノリでスポコンらしい熱さを加えてしまうと失敗していたようになんとなく感じるので、これで良かったと思う。昔、見返す度に玉木宏のアフロが燃えるシーンで大笑いしていたのだっが、久しぶりに見ても同じところでいちばん笑ってしまった。バックにかかる「伊勢佐木町ブルース」も妙に合っているのがまた笑える。バカっぽい映画かもしれないが、クライマックスの競技のシーンはやっぱりちょっと感動。その競技が終わると同時にエンドロールが流れ始めるのが「スウィングガールズ」でもそうだけど、エピローグなどを一切描かずにスパッと終わるのが潔くて好きだ。(2022年12月11日更新)