戦国自衛隊にSFスペクタクル、架空戦記的なものを求めるならば .. >(続きを読む)
戦国自衛隊にSFスペクタクル、架空戦記的なものを求めるならば、半村良の原作を読んだ方がいい。
この映画は、「戦国自衛隊」を原作としつつも若い自衛隊員(伊庭を含む)の多様な生き方を描いている青春ドラマだから。
あるものは、与えられた状況から抜け出したいと思い、あるものはその世界で1番になることを望む。
またあるものは、種種のしがらみからの開放を望み、あるものは、与えられた環境で精一杯生きようとする。
ひとりひとりが生きる(死を選ぶことも含め)事をここまで丁寧に描いた作品と観れば、見た目のちゃちさにばかり目が行ってしまうことはない。もっともそれをいっちゃぁ、おしまいかもしんないけど。
原作通りに映像化したら、当時の予算ではとても出来なかったと思う。
そういう意味で、こういう描き方は正解だと思います。
上記の理由で、この点数。
SFアクションとしては2点くらいか。