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<ネタバレ>「作り物」としての映画のよさを再認識できた。小さな「ありえねー」を積み重ねていくことで、大きな一つの「ありえねー」(=数ヶ月でビッグバンドジャズをマスターする素人女子高生たち)を紡ぎ出す、という手法。おそらく作り手は、この映画を「青春映画」や「音楽映画」などと言った既存の枠にはめたかったのではなく、「ビッグバンドジャズにはまる田舎の女子高生」という具体的なモチーフを使った(もっとシンプルで一般的な意味での)「娯楽作品」を作りたかったんだと思う。何度でも見たくなる爽快感。楽しめました。