ミクロとマクロは表裏一体で、全ては逆説的に機能する。覗き見た .. >(続きを読む)
ミクロとマクロは表裏一体で、全ては逆説的に機能する。覗き見たこの極小の世界には、畏怖すべき宇宙があった。世界は何て広いのだろう、とため息が出る。虫たちの体を構成する1つ1つの細胞、節、流線。恐ろしいことに全く何の無駄もない造形美。それら1つ1つを見ていると、「この世には無駄なもの、意味のないものは何もない」という理想主義のキレイごとすら、疑いようのない真理のように思えて来る。この世界には、あんなにも美しい者たちが、惜しげもなく当たり前のように存在している。この世界は何と広く、贅沢で、シュールなのだろう。私は、こんな恐ろしい世界に生きている。