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<ネタバレ>意外に厳しい評価が多いんですね。私はけっこう面白いと思ったのですが……。ショーン・コネリーとゼタ=ジョーンズは、二人とも好きな俳優なので、私的にはそれだけで点数がアップしてしまいます。二人の恋愛について賛否両論出ていますが、私のようないわゆるオッサンにとっては、「中高年男にもまだ可能性がある!」という希望を抱かせてくれて拍手です(笑)。まあ、ストックホルム症候群のようなものだったと解することもできそうですが(涙)。
話が進むにつれて、どちらがどちらを騙しているのかわからなくなるような状況設定はよかったと思います。マックの城の外でジンが保険会社に電話しているのを盗聴したのに、マックは特別な行動を起こさず、見ているほうには謎が深まります。また、ドロボーさんの話なので盗みの場面が見どころのはずですが、私にはラストが強く印象に残りました。最後の消え方も、なかなかスマートでよろしいのでは。心地よく楽しめる佳作でした。ちなみに、「プードゥー駅」がロケ地として選ばれたのは、ショーン・コネリーがちゃんと発音できたのはこの駅名だったからという話があるようです(真偽不明)。オッサン万歳!