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<ネタバレ>私にとってこの作品の前半の印象はSFでなくホラー…。子供は消えるわ、ドレイファス父さんはおかしくなっちまうわ、家庭は崩壊するわで、かなり不安感を煽られた。しかし、指先と指先が触れるように、五つの音が触れ合うあの瞬間、不思議な感動が満ち溢れた。人間同士だって心が通じ合うのはなかなか難しいから、気持ちを理解できたときとてもうれしい。その相手が人類以外だったら、喜びは幾倍になるか計り知れない。それにしても、タイトルどおりの「未知との遭遇」に対して、監督はなぜあそこまで希望を持てるのか不思議になってくる(宇宙船から光線がひゅんひゅん飛んできて人を焼き尽くすとかになりそうなのになぜか平和)。外の存在に対して、それだけ夢を持っていて寛容であるためなのかと勝手に思い、少しやさしい気持ちを分けてもらった気がした。