最近の映画はCGを多用することで、危険でスリリングなシーンを .. >(続きを読む)
最近の映画はCGを多用することで、危険でスリリングなシーンを作り出そうとしているが、私はそれをウソくさく感じ、そのせいで話全体にも幻滅することが多かった。しかしこの作品は、テレビ放映という条件で見たにもかかわらず、気がつくと話の中にすっかり引き込まれていた。これは犯罪予知というシステムや、近未来の都市構造などが緻密に設定されていたからだと思う。映画の中の世界が妙にリアルで、「あ、こういう未来ってありえるかも」と思わされたのは、俳優・音楽・映像のすべてがピッタリ合っていたからだろう。さっすがー!