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<ネタバレ>いかにも昭和という味が出ている映画。今の若い人は炭鉱とか言われてもピンと来ないと思うし、ボロい部屋に借金取りに、ストーブと古い列車。つい田舎の少年時代を思い出してしまった。リピーターが多いのもうなづけるが、終盤まで落して落して最後に上げる、最近の日本映画のパターンは世相を現しているのかどうか。蒼井優という女優が素晴らしい。「花とアリス」では、これほどの存在感がなかった気がする。
(2021年3月再鑑賞)
6点→5点へマイナス。最初のくだりから嫌な予感はしていたが、くどいしわざとらしい演出が目立つ作品。オールウェイズで使われていたような、ノスタルジックな色合いが全編で使われていて、違和感があった。笑いを取るためなのか、しずちゃんをわざと変なキャラで出してたりする。ここで泣けみたいな過剰な盛り上げかたが好きじゃない。
プラス点としては、蒼井優が若くて透明感のある存在ではあるし、松雪泰子もダンスの腕前を生かした配役で悪くない。ラストまでの後半の展開はオーソドックスに盛り上げていて好印象。