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非常に優れている、といえる映画。それでもこの点数なのは、見てハッピーになれる映画ではないから。特にブラピ演じるミルズ刑事にとっては、悪夢が続いていくだけ…。全体的に暗いが、惹き付ける力を持った作品だと思う。サスペンス映画にありがちな、銃撃戦のシーンばかりというわけではなく、二人の対照的な刑事のやりとりが魅力的。そこに絡む、七つの大罪に関する殺人。でも、この映画の魅力は、やはりラストにあると思う。「envy」(嫉妬)と「wrath」(憤怒)という罪。そうか、そう持ってきたか…。しばし溜息。考えさせられる。ちなみに、「wrath」を英英辞典で引いてみると次のように書いてあった。「extreme anger」