<ネタバレ>見事な作品。「死ぬまでに観たい映画」トップ10に入るほどの評 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>見事な作品。「死ぬまでに観たい映画」トップ10に入るほどの評価も納得できる。
「乱」とはご乱心の乱であった。老けメイクをした仲代達矢の怪演も素晴らしいが、なんといっても印象的なのは原田美枝子だ。この人の印象がすっかり変わってしまった。城の廊下を擦り足で歩く姿や、迫真の迫る演技などは忘れがたい。
ダイナミックな演出と併せて、最近の低予算お気楽大河ドラマとは雲泥の差がある。一方でセリフが聞き取りにくく(字幕付きで良かった)、やや長尺なのはマイナス点であろう。
とはいえ壮大なスケールの戦国人間ドラマの傑作としておすすめできる。8点に近い7点献上。