実力派豪華キャストてんこ盛り、というだけで期待してしまう1本 .. >(続きを読む)
実力派豪華キャストてんこ盛り、というだけで期待してしまう1本。大国が抱えている現代の病、子供に対する性的虐待、復員兵の心の闇、人種差別問題、いろいろ詰め込んで「どーだ!」と言われても、どーなんだろう。若い恋人にのめり込む老人の心理描写があまりにも中心すぎて、『白いカラス』であるシルクそのものの物語があまり語られていないような気がする。自身の終わり方も、これで取り巻く人、また観ているひとが納得できるのだろうか。レスターの「これで全てわかっただろう?」の台詞に、私は「わかった」とは言えなかった。