密室における神経戦のような静的なサスペンスかと思いきや、中盤 .. >(続きを読む)[良:1票]
密室における神経戦のような静的なサスペンスかと思いきや、中盤以降はやたら動的になって驚き。いくつも伏線があって、いかにもフィクション風の出来すぎな展開に、最後はすっかり冷めてしまいました。嘘くせぇんだよと。
まったく余談ながら、今ほど多様化された時代に、文学にしろ音楽にしろ、世界的ベストセラーというものはなかなか生まれにくい気がします。かつてのマイケル・ジャクソン的な存在や作品は、今ではほとんど思い浮かびません。言葉や文化の壁がある文学の世界は尚更で、そんなにセキュリティをガチガチにしてまで世界同時発売にこだわる必要はあるのか、という気がしないでもありません。実際、海外小説の海賊版など見たこともないし、読みたいとも思わないし。こんなことを言い出すと身もフタもありませんが。[良:1票]