<ネタバレ>なかなか思い入れたっぷりな感じでいいのですが、どうも舞台とな .. >(続きを読む)
<ネタバレ>なかなか思い入れたっぷりな感じでいいのですが、どうも舞台となる地域の空気感が掴みにくいというか。
それまで平和だった住宅地で冒頭のように激しい暴動があれば、まして宗教対立のような面倒くさい問題であれば、地域は一瞬にして緊張感に包まれるはず。たしかにバリケードを築いたり、銃を構えたりするシーンもありました。しかし別のシーンでは、何事もなかったように平和に暮らし、学校に通い、父親の帰りを待っている。同じ地域の話とは思えないのですが…。
まして最終盤になって、憧れの子がカソリックだったと明かされます。どうして今まで無事だった? なぜ本人は怖がる素振りもなかった? 「隠れカソリック」だったのか? なんだかキツネにつままれたような、妙な違和感が残りました。
ただし、ジュデイ・デンチの存在感はさすが。結局、この方の印象が一番強かったような。