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<ネタバレ>今さらながら初見。映画というよりオチのある映像詩といったところでしょうか。掴みどころのない展開でしたが、要するにテーマは「自由」かなと。終盤の3人による〝自由談義〟は、なかなか含蓄がありました。アメリカは建国以来、「自由」を唯一最大の国是としてきたはずです。ところが実際には保守的・閉鎖的で、特に〝大人〟の中には自由に動き回るよそ者を許さない風潮もある。そんな一面を捉えて、若者の立場から「どこが自由なんだよ」とツッコミを入れたかったのかなと。
さて日本の場合、昨今は仕事もそこそこにバイクやクルマで全国を巡っている人も少なくないようです。そういう人を見て、「羨ましい」とは思っても「撃ち殺そう」とは思わないでしょう。やたら閉鎖的・画一的・同調圧力の権化などと言われる日本ですが、少しずつ「自由」の幅は広がっているのかもしれません。それとも手元に銃がないからだけですかね。