すばらしいの一語に尽きます。巧妙なストーリー展開もさることな .. >(続きを読む)
すばらしいの一語に尽きます。巧妙なストーリー展開もさることながら、とにかく刀ではなく言葉の鍔迫り合いが見事。アクションはほとんどないのに、ずっと緊張感が持続していました。力のある脚本とはこういうものかと、ただただ感服するばかりです。終盤のチャンバラシーンだけ「暴れん坊将軍」のように派手でしたが、これはサービスの一環なのでしょう。
特に印象的なのは、一番最後の三國による冷徹な“後始末”。50年前に作られた、400年前を舞台にした作品であることを一瞬忘れるほど、ものすごいリアリティを感じました。今日のあらゆる組織においても、大なり小なり似たような処理は行われているでしょうから。