いきなりスカーレット・ヨハンソンの尻のアップから始まるという .. >(続きを読む)
いきなりスカーレット・ヨハンソンの尻のアップから始まるというサービスぶり(替え玉ではないと信じたい)。しかも舞台は見慣れた新宿。期待は高まります。
が、映画というより、NHKスペシャルとかでちょっと気取ってやりそうな、ドキュメントとフィクションを混ぜた「映像詩」風です。「スカヨハが退屈しのぎに見て回った東京(ちょっとだけ京都)」という感じ。
ストーリーとしては退屈ですが(それが狙いかもしれませんが)、やかましい選挙運動とか、低俗なテレビ番組とか、区別のつかないメニューとか、なかなか痛いところを突いています。
そして最後に、ニヒルでクールだった主人公がようやく熱くなります。なんとなく、サマセット・モームの「雨」を思い出しました。東京ってそんなに奇異な街ですかねぇ。