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<ネタバレ>例のウサギのシーンやアザラシのシーンは、ギャスパーノエの『カルネ』観てくれれば、たいしたもんじゃないことは理解できると思います。僕にしてみれば魚の活け造りとにたようなものであります。たいしたことない。とはいえ十分刺激が強いですが。
映画のつくりとしてはたいして面白いものではなく、1と2合わせて75分くらいの映画にしていればまともに観れる。つまり『カルネ』には全く存在しなかった無駄が、本作には多く、飽きてしまうところがもったいない。映画がへたなんですな。なので5点。
ただ、へたなりに感じるところはあって、映画における「死」とは、動かなくなるということに過ぎないんだなあと思った。映画は、動いてこそ。MOVIEはMOVE(動く)ですから。この映画は、人間の死の、偏った地点からの見方を教えてくれた。そういう意味で本作を見ることができるこの国を少し誇りに感じた。