<ネタバレ>騎手がいろんなハンデや障害を抱えながらそれを乗り越え勝ち獲っ .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>騎手がいろんなハンデや障害を抱えながらそれを乗り越え勝ち獲った優勝であった事は本編見終えた方なら既にお分かりの事でありましょうが、別視点から見てみてください。
この時優勝した彼女の相棒:プリンスオブペンザンスのメルボルンカップ戦前の成績を以下に記しておきます。
2015.11.03 (G1)メルボルンカップ 芝3200:M・ペイン➡️ 1着
2015.10.24 (G2)芝2500:M・ペイン➡️ 2着
2015.10.10 (G2)芝2400:M・ペイン➡️ 8着
2015.10.02 (G3)芝2040:M・ペイン➡️ 5着
2015.09.20 (平)芝1600:M・ペイン➡️ 5着
2015.08.29 (G3)芝1400:M・ペイン➡️ 8着
2014.11.15 (G2)芝2400:M・ペイン➡️ 3着
2014.11.08 (G3)芝2600:H・ボウマン➡️2着
2014.10.25 (G2)芝2500:M・ペイン➡️ 1着
2014.02.01 (LR)芝2000:M・ペイン➡️ 1着
どうですか?騎手も誉めれたもんなら馬もスゴイ。
1年間勝ちに見放されていた馬であり、メルボルンカップ直前のローテーションもきつく、当日は、24頭立てで最低人気の単勝オッズが101倍相当の万馬券対象馬であったこと。そして騎手が唯一女性のミシェル騎手。この馬が多頭数を捌いて まさかの優勝をしてしまったんですよ。しかも、まぐれな勝ち方ではなく、道中内ラチ沿い10番手辺りを追走しながら勝負の直線手前で中に持ち出し、直線前が開いてからも少し辛抱、そしてタイミングを見計らってからの《ワンモンキー・ツーモンキー・スリーモンキー》で GO!これ、実際の映像を見てみてくださいよ。いくら、この作品で結果は知っていようとも、この馬の戦績とミシェル騎手の戦いぶりとそこまでのプロセスを知った上で実際のレース映像を見られたほうが痺れるのではないかと思います。(むしろ、そのほうがよい)
当日のレース映像については、メルボルンカップなどで検索しましたら簡単に検索辿り着く事かと思います。
そして、本作品への評価へと戻ります。
ミシェル騎手の半生とメルボルンカップ優勝までの奇跡、映像化されたとして何ら不思議のない当然の物語です。ただ当然この物語を上映時間内に収めていたのではあっさりし過ぎて物足りないかなと思えてくるのも当然です。ですが、脚本面、映像面に関してとてもしっかりした出来であったかと思えます。特にキャスト面に関しては、ミシェル・ペインを演じたテリーサ・パーマーと、兄で本人役として実名で出演していたスティーヴィー・ペイン この二人の人選がとても素敵だったと思えます。総じて、良作だったと言い切りたいと思います。
最後にホントしつこく申し訳ないですが、是非とも実際のレース映像を見てみてください。あの突き抜けにはホント痺れます。そんな実際のレース映像が見てみたいかなと思わせてくれた本作品のほうにはナイスアシスト賞なるものをあげたく思います。[良:1票]