<ネタバレ>手足が有ってウギャーッて襲ってくるタイプの怪物さんではないで .. >(続きを読む)
<ネタバレ>手足が有ってウギャーッて襲ってくるタイプの怪物さんではないですが、実在しておりそうな生物が故に恐ろしい。こんなもの魅せられた暁には海に潜るのがイヤになる。深海生物の研究するのがイヤになる。調査に乗り出すのがイヤになる。サンプル採って顕微鏡覗くのがイヤになる。(←いや、心配せんでも自分の余生において、そんな機会は1000%ないからそんな心配なんて確実にナッシングなんでありますが、)まあ、とにかく、そこに船内感染まで絡んでくるのだから まさに地獄絵図だ。
感染疑いが発生した次点からの船内口論抗争については、自分さえよければという自己中人間を演じるか、他人に移さぬよう全人類の安全まで考える余裕のある人間であるか否か、上陸目指す目指さないが、その後の見処の一つとして展開してゆきます。ただそんな口論抗争に一瞬にして決着をつけてしまったシボーン、船のモーターを一瞬にして壊してしまったシボーン、あんた鬼だな いやはや、狂気の女です。
ただし、惜しく感じてしまうのはトラブルやパニックが始まる前から既に雰囲気重く始まり、終始暗い雰囲気で、結局終了まで明るく楽しく微笑ましいシーンが一箇所もなく、バッドエンドな方向へとまっしぐらだったこと。リアリティ重視で真面目で良い作品であったのですが、好みの作風ではないです。全くといってよいほどエンターテイメント性を感じなかったところが好みじゃないです。そして衣装、主演女優のシボーンの衣装はダイバースーツの他、常に防寒服っぽいものを着てらっしゃったんですが、あるシーンでビックリいたしました。彼女の胸はかなりでかい。なのに、それを捉えたシーンは僅かワンシーンしかなかったように感じる。それでは非情に勿体無い。そこにシャワーシーンの一個でもあったならと考えてしまうのは別に私だけではないだろう。