山をめぐる死と生を共通項として,「夏,昭和,濃いキャラ,喧騒 .. >(続きを読む)
山をめぐる死と生を共通項として,「夏,昭和,濃いキャラ,喧騒と熱気,迫力,対立,スピード」という要素と,「静寂,孤独,現代,枯れたキャラ,融和,スロー」といった反対要素のコントラストで描くという狙いはわかるのですが,監督の演出や気合が空回りしている部分,不親切な箇所,不要と思われるエピソードなどが散見され,そこで観るほうの勢いというか集中力が落ちてしまうのが気にかかりました。ただ,役者さんの演技をはじめ全体としては良く,最後まで見せきる強烈なパワーを持った作品だと思いました。面白かったです。