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<ネタバレ>子ども向けということは分かっていたが、微妙だなあ。確かに、冒頭のガメラ自爆のシーンは平成シリーズを髣髴とさせる迫力でしたし、のどかな海辺の町での主人公たちの暮らしを丁寧に描いた前半も好感が持てました。でも、よかったのはここらへんまで。敵怪獣が出てきたあたりから、映画の芯が段々グダグダになり、登場人物の言動も陳腐化してくる。特に、一番の感動ポイントであるはずの、赤い石の子どもリレーが私にとっては意味不明。恐らく4~5歳ぐらいであろう幼女が、なんで「トト」っていう名前がガメラのことって分かったの?テレパシー?超古代文明のパワー?マナの力?それと、最後の子ども版人間の盾もなんだかなあ。あんな、最前線の危険地帯に、あれだけの数の子どもがいるということがありえないし、振り付けじみた「STOP」のポーズもわざとらしい。一緒に観ていた息子はこのシーンを観て、「運動会の踊りみたいや~」と言っておりました。マニアの単なるつまらない突っ込みと侮るなかれ。子どもというのは案外こうしたとこはチェックしています。「子ども向けだからこんなもんっしょ」という気持ちでは、子供はだませませんよ。[良:2票]