<ネタバレ>自分的には感動よりも貧富格差の「へヴィ」な部分が先に来ました .. >(続きを読む)
<ネタバレ>自分的には感動よりも貧富格差の「へヴィ」な部分が先に来ました。初っ端から「13歳の教師」ですからね・・(その上、コーラ買ったら、バス代が全然足りなかったり、有り金はたいて貼り紙作っても「全然駄目」とか言われたり、相当悲惨)。でも「探しに行く」くだりは勿論、アレだけ「金、金」言うのも純粋だからこそ、なんでしょう。そう言う意味では、好感が持てました。要素だけを見ると、それ程感動する様な物は無い筈なのに、アレだけの作品が作れてしまうのは「繊細に作り込んだ」監督の実力なのでしょう。良い作品です。<ただ、解らない部分も有って、どこから「金の為に連れ戻す」から「金の為だけじゃない」様に変わったのか。きっと、行方不明なのを知った所では心情は変化していたのだろうが、それ以前までは、高いバス代を払ってまで探そうとしたのは何故なのか。当初の予定通り「片道代×3」の金が費用と言う事になると、教職代50元は殆ど無くなってしまう。少年が心配だから?この時点では行方不明なのは知らないので、それは無い筈。何より、少年の家には何千元の借金が有る事を知っているし、自分だって、あれだけ50元欲しがっていたのも(臨時教員と言う立場からして)金に困っているからの様に思われる(程度の差は有るかもしれないが)。それなのに、少年の出稼ぎを止めさせようとするのは「50元欲しいから」だけなのか?それとも・・・・・。この辺の心情変化は、もう少し明確な方が良かったと思います。ま、(ここまで書いといて、何ですが)鑑賞中は然程気にならなかったので、「良し」としましょう。>