映画史上初の第1作を超えた第2作となった傑作続編。マーロン・ .. >(続きを読む)
映画史上初の第1作を超えた第2作となった傑作続編。マーロン・ブランドが出なかったハンデを、逆に過去と現在を絡ませる構成にして、違和感をなすことで、深みのある作品に仕上げています。シチリア島から移民としてアメリカに渡って、苦労しながら家族を養い、次第にマフィアの実力者にのし上がっていくビトー。ドンになったものの、次々と襲い掛かる難問から孤立し苦悩するマイケル。貧しさから抜け出すため、復讐のため、そしてファミリーを守り生きていくために、後には引けない男の悲しさが胸に迫ります。幼いビトーが窓から自由の女神をみるシーン。汽車の窓からビトーが幼いマイケルを抱っこして手をふるシーン。哀愁感あふれる最高のカットが涙をさそいます。コッポラ会心の一作。