<ネタバレ>特に印象に残ったのが、冒頭の盲目の時計職人のエピソード。
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<ネタバレ>特に印象に残ったのが、冒頭の盲目の時計職人のエピソード。
この映画後半はベンジャミンとデイジーの恋愛に時間が割かれるけど、
テーマは恋愛というより、どういう風に人生を生きるかというものじゃないかな。
何かを失った時に人は時が逆巻いたらともがき苦しむ。
しかし「もし」で時は戻ったりしない、それは人生ではない。
何かを遣り残してきたのならそれは遣り直せばいい。
不幸なのは失うことではなく、目を背け逃げてしまうこと。
特異な運命の人がいて、それを包み込む人がいる。
孤独に生きた人がいて、その人のことをずっと忘れない人がいる。
誰かと別れることもある、だけどまた出会うこともある。
人生に無駄なものなんてあるのだろうか。
時間が流れ老いていくのは不幸なことだろうか。
一人も悪役が出てこないこの作品。
アイロニーな寓話に託した人生賛歌と私は感じました。
……しかし、私、ティルダ・スウィルトンって黒目の大きさ以外
ケイト・ブランシェットにすごく似てるって日々思っているのですが、
まさか共演、しかも一人の恋愛霹靂で共演するとは!!
好みが実にわかりやすいよベンジャミン!!
しかし一方は 「美人ではないが魅かれた」
でもう一方は 「美しい」「完璧」「素晴らしい」
になるんだから凄いなベンジャミン!!
あと、雷に打たれたひとの映像は面白かった……。
ピアノレッスンの時も思ったけど、外人てそんな雷打たれるもんなの?
背が高くて肉をよく食べて広い自宅持ってるから打たれるの?
屋根の上ならいいけど柵に持たれてて打たれたら相当イヤだよね![良:1票/笑:1票]