小ネタが随所にちりばめられている。ストーリーと並行してそのお .. >(続きを読む)[良:1票]
小ネタが随所にちりばめられている。ストーリーと並行してそのお宝探しを満喫していく。三木作品は馴染めぬ人がいてもあまりにも当然すぎて論点が存在しないのかもしれない。たとえば辛口否定の人がいて、それが異なる意見であっても度量の大きさ?とも違い、反撃する力が入らぬ一種の懐の深さがあるのである。それがまさしく脱力系なる所以か。傑作「亀速」と同じく、あくまで裏面であるバカバカしさの表には良質な哀愁が存在しており、マニアにはたまらぬ仕上がりである。それにしても老けてからの三浦友和の素晴らしさはどうしたことか。[良:1票]