8人の女優が、スクリーンの中、今にも飛び出さんばかりに笑って .. >(続きを読む)
8人の女優が、スクリーンの中、今にも飛び出さんばかりに笑って、怒って、泣いて、叫んでの怒涛の演技。演技。演技をみせる!ベルリン国際映画祭で、8人全員が銀熊賞という快挙をやってのけ、まさに空前絶後のスター女優のアンサンブルだ。この8人の中に、一家の主を殺した犯人が!?…二転三転する推理ゲーム。最後の最後まで観客の心を掴んで放さない。だが、見所はそれだけでは飽き足らない。登場する全ての女優が、皆、一癖も二癖もあるキャラクターばかり。彼女たちのエピソードが、徐々に明かされるにつれて、物語りもいよいよヒートアップしていく。それぞれの見せ場(歌と踊りが用意されている)がほんとに、憎い演出で、無性にやたら面白い。ただ、ハマル人はハマルのだが、嫌いな人は、下手すると終始、観てられないかも。とにかく、皆、飛んでいるから賛否両論、覚悟の上。たまには、ハイになってみるのも、いいんじゃない。サントラ欲しいぞ、必聴!!