<ネタバレ>(ネタバレ全開です。ご注意を)
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<ネタバレ>(ネタバレ全開です。ご注意を)
恋愛映画にすれ違いや何らかの障害はつきものだが、それがマネージャーの犯罪的行為となると、ラブストーリーがクライムストーリーに見えてきてしまう。蒔野は、忘れられない人がいるにもかかわらず、そのマネージャーと結婚して早々に子供まで作るとは、理解の枠を超えている。
しかし、こんな風に思うのは私が男だからで、女にとってはこれらのことは当たり前の行為なんだろうか。
真相を知った後も蒔野のマネージャーに対する態度は(驚くべきことに)変わらないので、離婚したりはしないということだろう。子供いるしね。だからラストシーンも単純なハッピーエンドには見えてこない。(マネージャーの一人勝ちだな。)
また、パリとかニューヨークという舞台装置も、おしゃれそうに見えながら、かえって何か安っぽさを感じさせてしまう。
総じて、不快さばかりが募ってくる映画だった。