映画が好きで、週に最低1本は見よう、と頑張っている私ですが、 .. >(続きを読む)
映画が好きで、週に最低1本は見よう、と頑張っている私ですが、幾多の人間模様や大活劇を見続けて疲れることもあります。そこで探し当てたのがこれ。クラシックの名曲は心地よく、ミッキードナルドはもちろん、音楽に合わせて機敏に動く鯨やバレリーナ、フラミンゴに子どもも吸い付くように見入っています。ローマの松(本来4曲構成のうち3曲だけを使用)は、冒頭の1曲目は、子どもが縦横無尽に遊びまわる光景を元に作曲された曲で、鯨が跳ね回る雄大な映像とぴったり来るリズムが素晴らしいです。Made in Americaの威信をかけたであろうラプソディ・イン・ブルーはもともと大好きな曲。ラインを強調した色の少ないアニメーションと、シンフォニックジャズが洒落ています。そして、アンデルセンの有名な童話「錫の兵隊」は、ソ連国歌を作ったショスタコーヴィチの曲にのせて軽快な物語に仕立て上げてあります。無理にハッピーエンドにするのは如何なものかと思いますが、曲が明るいシチュエーションなので仕方ないか。その他にも美しい映像が沢山です。ながら見のつもりで買ったDVDですがすっかり感化されて、ショスタコーヴィチは本人演奏の英、独、仏の解説(読めなくて悲しい・・・)付きCDを探し当て、スコアまで購入しました。眺めては自己満足の世界です。他の映画とは毛色の違う「映像集」だと思っているので、同列の評価をするのはちょっと気後れするのですが、かなり楽しませてもらっているので8点にします。とてもありがたい作品。