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<ネタバレ>これも非常に静かな映画。全ての物質との間にフィルターを置いて生きているハンナと怪我人ジョゼフとの会話もずっと静かで、どのあたりでハンナの心のスイッチが入ったのかよく分からなかった。彼女の過去があまりにも壮絶であり、その事実にジョゼフ以上に観るものの心がざわついてしまうけれど、孤独を好む人それぞれを映した前半から一転、他人をまるごと包み込んで生きようとするジョゼフ、彼を受け入れるハンナの姿を捉えた人の心のドラマだと思う。最近の流行なのか必要以上に揺れるカメラにちょっと減点。だけど(多分ひいき目が過ぎるけれど)ハビエル・カマラはいつもどおり素晴らしかった。