<ネタバレ>食べるための日々の営みを素直に淡々と映した作品。ああ、主人公 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>食べるための日々の営みを素直に淡々と映した作品。ああ、主人公いち子が自然に溶け込んで生きている姿に憧れてしまう。大きくてきれいな自然と黙々と動く彼女。感情の起伏はほぼ無く、人々の内面描写は数少ない。だから、生きていくための「いただきます。」や「ありがとうございます。」の言葉が美しく響く。実際やってみれば体力精神力共にキツくて私などすぐにへばること請け合い。それでも、落ちたグミの思い出を「無駄だった、ってことにしたくない。」とジャムを煮てパンをかじりたい。自分の思いを明るく塗り替えたいち子のように、生活してみたい。