<ネタバレ> 小粋で軽快な娯楽作品。ギャングの大ボス、ロネガンは、最初に .. >(続きを読む)
<ネタバレ> 小粋で軽快な娯楽作品。ギャングの大ボス、ロネガンは、最初に組の金を11、000ドル掠め取られ、次に、フッカー/ゴンドーフに財布の金を15、000ドル程むしられる。馬券で、フッカーの勝ち金から15、000ドル取り返すが、これは釣り針。挙げ句に50万ドル持って行かれるんだから、踏んだり蹴ったり。
主演の3人の俳優は、持ち味が出ていて良いし、傍役達も実に達者な人達ばかり。1930年代のシカゴのダウンタウンの雰囲気がループを中心に良く出ていると思う。この頃、アメリカの男共は皆中折れ帽子か鳥打ち帽をかぶっていたんですな。フッカーの走り回ること、あれは合計すると相当な距離でしょう。皆さんの言うように、スコット・ジョプリンの演奏する<エンタティナー>の曲が映画にぴったりですね。観た後、不思議な爽やかさが余韻として残る。