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<ネタバレ>この映画が言いたいことは、表があれば裏があるということ。不死身の肉体(デヴィッド)があれば、ガラスの肉体(イライジャ)がある。正義(デヴィッド)がいれば、悪(イライジャ)がいる。その最も言いたい部分が、最後のオチにまで反映されているのは好感が持てる。随所にちりばめられている上下逆さまの映像や、鏡から反転して撮っている映像は、その表裏一体的なことを表しているのだと思う。ただ、不死身の肉体という設定はまだしも、映像、演出、構成に稚拙な部分が目立つのは頂けない。特に犯罪者と格闘するシーン。壁にぶつけられども、凹むのは壁の方って…。あまりにも安易な見せ方では。またラストのイライジャを警察に通報して捕まえたというテロップ。それではあまりにも…。他にもツッコミどころはありあり。一応、サスペンスというジャンルに分けられると思うが、本格的なミステリーサスペンスを期待するより、SFファンタジーとして捉えた方が観ていて楽しめる映画だと思う。