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<ネタバレ>もともと甘物好きの自分。とにかくコテコテの、泣ける本格的ラブロマンス映画に最近飢えていた為、数有る新作群の中からこの作品をチョイス。観る前の唯一の危惧、それは「キッパリ男顔」ヒラリー・スワンクが、この手の正統派ラブストーリーに果たしてハマっているかどうか?おそらくその一点が作品の成否を左右するんじゃないかと。断っておきますが、自分は「ビバヒル=カーリー役」以来のヒラリーのファン、もはや絶滅種となったメンバーの中、ただ一人孤軍奮闘している彼女にエールを送り続けているヤツです。『ミリオンダラー・ベイビー』(8点)は彼女の真摯な演技あってこその傑作になり得たと今でも思ってます。(鑑賞中)・・・むぅぅぅぅぅぅ・・・ちいっとも泣けんなあ・・・これは、言いたくはないけど・・・やっぱこのヒロイン役は・・・もう少しキュートな女優さんの方が良かったんじゃないかと・・・。ミスキャストとまでは言わないけど、かと言って他の誰がと問われても浮かんこないのが辛いんですが。ヒラリー・スワンクという女優の使い方の難しさを、改めて考えさせられた残念な映画。舞台がアイルランドに移ってからは、それまで冴えまくっていた洒落た会話の妙味も薄れてきた感じ。オーラスの手紙のオチも「あ~、結局そうだったん?」ってサプライズもなくごくごく淡白。総体的にみてどうもパンチ不足。涙腺が思わず緩みそうになったのは、夫役ジェラルド・バトラーが手紙を音読する声かなあ・・・。どうでもいいけど、日本公開版主題歌を徳永某にしたのは一体どこのどいつの陰謀なんだっ!?