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<ネタバレ>「ロバート・レッドフォード」という役者の美点、素材の素晴らしさ、魅力の全てがナチュラルに引き出されている、数多い彼の主演作の中でも稀有な作品。この映画以降、彼じゃなくてはっていう役どころは少なくなっていった。その一点のみでは私が偏愛している「追憶」(10点)にも勝る。まだおっかなくなる以前の、グレン・クローズも良い。ラスト、夕陽を背に浴びてキャッチボールを見守る、彼女の立ち姿はまるで一幅の絵のよう。たったひとつの瑕、原作を読んだらわかるのかもしれないが、彼を狙撃する謎の女性の存在意義がイマイチ不明。ここが結構重要なポイントかと思われるのに。