「国際問題」と「戦争アクション」の間でフラフラしている映画で .. >(続きを読む)
「国際問題」と「戦争アクション」の間でフラフラしている映画である。ブルース・ウィリスもまた、「任務に忠実なプロ」と「人道主義な熱い男」の間でフラフラしている。人間ドラマにしても特殊部隊モノにしても、全てが中途半端なので、感動などは望むべくもない。また、登場人物たちにそれほど必死さも感じられず、感情移入もできない。いろいろとおいしい要素を詰め込んだつもりなのだろうが、空振りどころか矛盾さえ生じている映画である。画面重視の強引な空爆によって、命令違反を犯した意味さえも根こそぎ吹き飛ばしたような…。