酷評が多いけれど、そんなに目くじら立てることはないんじゃない .. >(続きを読む)
酷評が多いけれど、そんなに目くじら立てることはないんじゃないかと・・・今から千年前に書かれ、日本が世界に誇れる世界初の近代文学だとか吹き込まれている上に高校の古典の時間や大学入試で油を絞られた記憶から辛い点数がつくんじゃないかと思います。光源氏と明石の君が熱帯魚が泳ぐ海中でダイブの追いかけっこするシーンとか目いっぱい楽しんだんですけれどね。本作の欠点は長いことだけです。目を楽しませる色彩や豪華な衣装・背景や耳に心地よいシンセサイザー音楽なんて一時間半以上続けて見ると食傷気味になります。で、かく言う当方はイアン・マックラン監督兼主演で戦車が突進し軍用機が空を舞う「リチャード三世(シェイクスピア原作、上映時間104分、本サイトでの平均点8.75)」の大ファンです。リチャード三世にあげた点数と同じ9点をあげようとも思ったけれど、質的にちょっと落ちる「ロミオ+ジュリエット(シェイクスピア原作、レオ様主演、本サイトでの平均点5.54)」にわたしがつけたのと同じ点数にしておきます。「シェイクスピアと紫式部を差別しないでください!」というのがわたしの切なる願いであります。