脚本は原作者のリチャード・マシスンが担当しています。『地獄の .. >(続きを読む)
脚本は原作者のリチャード・マシスンが担当しています。『地獄の家』を読んでみましたが、細かい点を除いてほぼ忠実なつくり。しかし「入館者の心理を内側から丹念に描き、読者に恐怖を追体験させる」というやり方は、映画では難しかったようです。登場人物を外側から見ている限り、あまり派手な悲劇は起こらないので、全体的に刺激が足りません。映像化に向かない(少なくとも、ひと工夫は必要な)原作であること、尺が短くて説明が足りないこと、この2点が本作の大きな欠点です。長所といえば、今では珍しい正統派オカルト映画であること、パメラ・フランクリンが予想外に可愛いことくらいでしょうか。