人種のことだけでなく、差別そのものがなくなればいいという願い .. >(続きを読む)
人種のことだけでなく、差別そのものがなくなればいいという願いをこめつつ、黒人社会の特徴を淡々と描写した逸品。職業、過去、宗教、同性愛、学歴や収入で人が分類されてしまい、その偏見を超えるのは黒人同士でも容易でないという現実。なーんていう社会派メッセージを含みつつも、深刻なシーンには必ずポップな音楽が流れ、さらっと表現されてるから救われる。個性的なキャラとその掘り下げたナチュラルな描写もすばらしいです、彼ら一人一人に対するどこか温かいまなざしがいい。
願わくば、帰路も描いてほしかったなあ。こういうのこそ続編がいるよ!!いやいや、それは観る側の想像力の領域なのかなあ...