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<ネタバレ>個人競技の集合体としてのチームスポーツという観点で相撲の団体戦を扱っているところが、非常に好きなところです。皆、相撲をやるに至った動機や目的はバラバラで、最初はただの個の集まりでしかなかったチームが、ある瞬間を境に同じ一つの目標に突き進んでいく、というスポーツ映画の王道をいく終盤の盛り上がり。「One for all.All for one」ってやつでしょうか。しかし、そこで終わりにせずに、目標を達した後の別れ、いわばチームを通じて成長した部員が、それぞれ個に戻っていくところまでをきっちり描いたからこそ、これだけ愛される作品になったと思うのです。本木の「もう楽するのはやめた」に象徴されてます。最後になりますが、周防監督の立教大学に対する「母校愛」が感じられるところも好きです。