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実は登録要望を出した時に、一瞬悩みました。該当するジャンルがないんです。「コメディ? いや違うな、恋愛はゼロだしグルメじゃないしサイレントっぽいけど違うし、アクションないし…」ないないづくし。ドラマだってあるかどうか。キャッチコピー的に「売り」になるようなモノを一切合財排除してますな。こんな奇妙な映画(映像的には極めてオーソドックスなんだけど)は初めてかも。でも、やがて訪れる、必然的な、でも衝撃的な、暖かくて寒くて悲くて希望がほのめかされているラストには、もう涙せずにはいられない。何が何でこうなって泣いてしまっているのかわからなくて腹を立てている自分が、気付くと冒頭と同じシーンを見つめていて、やがてエンドクレジットに流れ込んでいき、その不思議な感覚は今でも忘れられない。あえてジャンルをこじつけるなら、これは「大人の童話」ですね。老人と子供の区別をなくしてしまう童話。さすがはサンタクロース発祥の地、というところかな。[良:1票]