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大好きな監督(ジュネ)、大好きな設定(掃き溜めファンタジー)、大好きな役者(パールマン)、大好きなアイテム(旧式潜水服)、大好き満載なのに、どうしてこうまで心に響かない…きっと時間が短すぎたんだな。これならまだエンキ・ビラルの『バンカー・パレス・ホテル』や『ティコ・ムーン』の方がググッと来るなァ。ただ、話があくまで「子供視線」で語られるのは秀逸でした。ノミの刺客とか、涙の粒が船を呼び寄せる様は欧州ならではのメルヘンです。ただやっぱ、ワンとミエットの絆を描くにはドラマが足りなかったと思う。あと8分、二人のために欲しかった。