<ネタバレ>まあマルクス兄弟は例によって、方向性の定まらないギャグで状況 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>まあマルクス兄弟は例によって、方向性の定まらないギャグで状況を引っ掻き回しつづけるんですが…今回は善人と悪人が明快なので、後半は三兄弟のモチベーションがすげえ持続しますです(その分、破壊力もUPしてますが…)。
転機は悲嘆に暮れるヒロインとグルーチョの会話で、
"Well... we're young. Another miracle will happen."(←ヒロイン)
"You're right. Come on, miraclemen."(←グルーチョ)
そして3人は無言でヒロインの家を去り、悪人の元へ向かう…何だこのマルクス兄弟のカッコよさ! まるで西部劇じゃん(いや西部劇じゃないとは言わないっすが)。
クライマックスは西部劇のお約束、列車アクション。これがとんでもない! 燃料の薪を失って「何でもいいから燃やせ!」的なよくある展開になるんですが、ここから先は書くと面白くないので実際に見て頂きたいトコロ。カトゥーン・アニメなら不思議じゃない展開を、実写でやっちゃうバイタリティに感動します。
●追記:今回のハープはインディアンの竪琴(ホントか?)を使うという変則ワザ…ピアノは西部らしくホンキイトンクを期待してたんだけど、聞く限りは普通に調律してあったように思いますです。