公開からはや20年。DVDで見直すまで映像も切れ切れにしか覚 .. >(続きを読む)[良:1票]
公開からはや20年。DVDで見直すまで映像も切れ切れにしか覚えていなかった。主役の女の子が可愛かったのはもちろん覚えているが、あとはコンドーム風船くらいかな。だが、そもそもそういう性質の映画なんだと思う。これは記憶の鎮魂歌。『プライベート・ライアン』を超えると人間の感性はファンタジーと融合してしまうんだろう。そういう意味で、確信犯的に戦争映画の「ある一線」を踏み越えた監督の勇気を評価したい。この世には、語るには辛すぎる記憶ってのがある。リアルに語っても意味のない事だってある。無数のおとぎ話から血の臭いが拭い切れない理屈は、現代でも有効だ。[良:1票]