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<ネタバレ>何と言ってもこの映画はケヴィン・スペイシーの魅力に尽きます!このセイビアン役に彼を抜擢したのは特筆に価しますね。ラストでの真犯人との交渉なんて彼以外の俳優が演じたら“どうせこれも交渉なんだよな”と何となく先の展開が読めてしまいそうなシーンなのに、これをスペイシーに演じさせることによって“ひょっとしてセイビアンが裏切るのでは…”と思わせるほどの説得力を持たせることに成功しているからだ。これはスペイシーの俳優としての演技力もさることながら、この作品に出演する以前に彼が“ユージュアル・サスペクツ”という作品を通過してきているからこそできたハッタリなんだと思う。手に汗握る上質のサスペンスを堪能させていただきました。