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実は宮部みゆきの本は短編も含めてかなり読んでるねん。てゆーかファンやねん。宮部みゆきの本て、戦慄のサスペンスタッチでドンドン読んでて引き込まれるねん。でも、それでいて人間の深みもきっちり描いたりしてて、ドキドキするけど涙がでちゃう、みたいな感じやねん。んで俺が宮部みゆきの本にはまるきっかけになったのが、この「理由」。色々な家族の形が一つの事件を中心にして描かれる。読んだのはかなり前やけど、今でも「理由」って聞くだけで、頭にイメージが浮かんでくる、それくらいはまってん。んで、それの映画化やろ?あの「模倣犯」が、かなりバカバカしい映画にされてゲンナリした手前、これにも全然、期待してなかってんけど、この映画は俺の頭の中の小説のイメージそのまんまやった。それくらい原作に忠実に作られてると思うねん。雰囲気も。だから小説読んでない人には、おもろいと思うねん。ちょっと長いけど。ただオチがわかった後の終わり方とラストの歌は、ちょっと不満。特にあの歌、なんなん?あんな歌でいーの?ちなみに宮部みゆきの「長い長い殺人」もおもろくて好き。