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<ネタバレ>全くこの映画の事前情報は知らずに鑑賞。序盤からの圧倒的な情報量の多さとそのスピード感に面喰いましたが、どんなワンダーランドへ連れて行ってくれるのかとなんだかワクワクしていると、次から次へと繰り出されるぶっ飛び演出で、今、自分が何を観てるのか、ドキュメントなのか、フィクションなのか、舞台なのかよくわかんない状態にされ、そして無理やり心をこじ開けられ、気づけば中盤から、よくわかんないけど涙がとまんない感じでした。映画観てて鼻水があんなに出るとは。口に入ってきちゃったし。メッセージ性は確かに大きいです。だから賛否両論はあると思います。でも、そんなの関係ないっす。あんな無茶苦茶な表現で描いた戦時下のシーンなんて、初めて観ました。だけど、だからこそ、なんかしんないけど、観てるこちらにすごく迫ってきて、長いけど、混乱しちゃうけど、全く退屈じゃなかったです。なぜに一輪車?、勇気凛々って・・、高嶋政宏のズラっぷりからの「この雨痛いなー」ってセリフとかの、細かいヘンテコさもすごく印象に残っちゃいまいた。こーゆう映画を撮れる監督、日本にいてよかったなー。