一人の老人が死んで家族が集まり49日までを描いた映画が、この .. >(続きを読む)
一人の老人が死んで家族が集まり49日までを描いた映画が、この、おのののかじゃなくて、野のなななのかです。いやー、まいった。序盤から、まったくセリフが頭に入ってこない。日本語しゃべってんのに。自分の言語野がいかれてしまったんじゃないかと不安になってしまったぜ。膨大な情報量の会話、いちいち入るテロップ、過剰な寄りなど、奇しくもシンゴジラに似た演出をとってるのだけど、何を観てるのかうまく説明できない。なのに、この3時間近い映画、退屈感はほとんどない所が、ある意味、凄いとゆーか、意味わかんね。不自然すぎる演出や反戦のメッセージ性、陳腐なセリフの羅列など、普通なら、リアリティーなし、偽善、左翼的とか思うところも、無理やり一週回らせて、いや、そーゆう嫌いなところも理解したうえで、こちらの思考を、それ以上の許容範囲にさせてくれる、全部含めてなんか観てられる。つじつまは全然あってないけど、後半は結構、衝撃的な真実が明かされ、意味のわかんなかった伏線もそれなりに回収されるんだけど、それでもわけわかんない。でも高揚感に包まれてしまう。それにしてもカメラ寄るなー。すげー寄る。寄って寄って寄りまくりだなー。