母は強し。その主題が明確には出ているものの、そのためには映画 .. >(続きを読む)
母は強し。その主題が明確には出ているものの、そのためには映画的に手段を選ばないというのはどうなんでしょうか。設定も面白いし、娘がいなくなるのが、現実か妄想なのか、空港での娘がいなくなる場面でわずかながらの期待を持たせますが、あまりにも強引な展開で主人公に感情移入できませんでした。知的な顔立ちのジョディ・フォスターが狂人みたいに娘を捜索するシーンは、確かにうまいのだろうけど、心のどこかに違和感を感じたのも事実。スーパーウーマンばりの行動がそう思わせるのでしょうけれど。サスペンスにはなり切れていない点で、怪しい人物のピックアップが観客に簡単に出来てしまいます。もうひと工夫あれば、と思う作品です。