007と言えば映画界ではドル箱作品なのでしょうけれど、これ .. >(続きを読む)
007と言えば映画界ではドル箱作品なのでしょうけれど、これにはやられました。まったくもって、地味。正々堂々と地味な映画作りをしているのかと錯覚する程、テンポのない映画です。この作品も世界的にはヒットしたんでしょうけど。でなきゃシリーズにならないでしょう。しかし、これだけ悪役に旨味がない映画も珍しい。クリストファー・リーがよく出演したなあと思います。へんてこなアジア文化の羅列、あっさりとした対決などに、娯楽作を通り越した「子供のいたずら」のような印象を受けます。でも子供には悪意はないのだろうけど。この映画には悪意が見え隠れします。ロジャー・ムーアがこれだけ半袖ウェアが似合わない俳優というのを知るだけでも価値はあったかな。