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<ネタバレ>大団円になるであろうラストの章。予測はできていました。また、大団円でなければ、満足しないでしょう。やはり3作通して見ると、1作目だけ別物という印象を受けます。2作,3作のつながりの方が強く、それだけのドラマチック部分を充分に用意しているからですが。この作品でも、特撮はその技術力はもはや映画の常識を変えるぐらいにまで進歩し、今見てもひけを取らない出来です。21年前の作品なのに、さすがです。新キャラクターのウォークも愛くるしい出来ですし、完成度は高いと思います。しかし、親と子、この絆で見せ切った2時間は、娯楽性とは程遠い位置に在ると思います。物語であることが前提で、楽しく見ることが難しくなって来ています。子供のように、無邪気ではいられない(1作目は無邪気なものでした)作り手の成長もあるのですが、サーガにとらわれすぎた感が否めないのは事実。映画史に残るのは残る作品ですが、やはり1作目の持つ力がそうさせているのだと思います。[良:1票]